皆様こんにちは!ホビースクエア秋葉原用品コーナー担当です。
本日も皆様に耳よりの情報をお伝え致します!
ファレホは海外水性塗料ならではの、日本ではあまり聞かない用材がいくつもあります。
それらを知っておくことで、ファレホの表現力はどんどん広がってゆきます。
今回は、ファレホでエアブラシ塗装をする人には必見の溶剤です。
ファレホは、
にすることで、エアブラシ先端からの粒子の均一化が図られ、グラデーションの粒子が滑らかになる傾向があります。
やや重めの水性塗料顔料を、強い力で吹き付けることで、かえって粒子は細かくなります。
しかしそのままだと、塗料が勢いよく出てしまうので、エアブラシのアジャスターを絞って、塗料の出る量を減らすのです。
しかし、ファレホでエアブラシを吹き付けると、先端ニードルに付着したファレホの顔料に風が当てられ、そのまま固まってしまう現象が起こります。
こんな感じになるの、ファレホでエアブラシを使っていると経験したことありませんか?
エアブラシが詰まってきたら、先端のノズルカバーを外してニードルから顔料をふき取ってあげる必要があります。(ニードルが指に刺さってケガしないように気を付けてくださいね)
しかし、この現象を劇的に減らしてくれる魔法の溶剤が、フローインプルーバーなのです!
正直、どのような仕組みでこれだけの効果を発揮しているのかよく分かりません(笑)!
しかし、直訳すると「エアブラシの流動性を改善する」とされるこの溶剤を少し混ぜるだけで、現実的にファレホのエアブラシ塗装は圧倒的に快適になるのです!
では早速試してみようではないですか。
海外戦艦大好きな私が選んだのはこちら。
ベリーファイア社の1/700プラモデル「H級戦艦 フッテン」です!
「H級戦艦」とは、ドイツの有名な戦艦「ビスマルク級」に続いて計画された拡大発展型です。
実際には未完成で、実在しなかったフネですが、架空戦機などでは常連の人気艦です。
俺も大好き!
さて、この船を塗装するにあたって、舷側部(船を横から見た面)に、波間の反射光や装甲の褪色をイメージして、グレー部分を斑にボカシ塗装してみました。
こういう時は、先ほど言ったように
「コンプレッサーを高圧で、エアブラシのアジャスターを絞り気味」
にして、至近距離から塗装すると、粒子感が少なく、お手軽にグラデーションを掛けられます。
ちなみに、この時のコンプレッサーの圧力は0.2圧。
造形村エアフォースは、高圧のコンプレッサーと、模型専用のエアブラシの組み合わせなので、ファレホの性能をフルに引き出せます。
日本の静音型コンプレッサーや、充電式のエアブラシの最大圧が0.1圧前後なので、その倍ほどの力を出しています。
造形村エアフォースなら、最大圧が0.3圧以上なので、0.2圧はラクラクです!
それだけの高圧で吹き付けても、エアブラシフローインプルーバーを数滴入れるだけで、ニードルに対する顔料の固着は激減しました。
そ~れ反対側も!
ササっとスピーディーにボカシが入ってゆきます。
が、ニードルの詰まりは激減。
う~ん、コレは快適です!!
次回も用品のお得な情報をお届けしていきます。用品コーナー担当でした!