皆様こんにちは! 鉄道フロアの大和です!!
東京は桜も散りはじめてしまいましたが、いよいよ春本番といった陽気ですね。
ちょっとお出かけしたくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、今週はKATOから発売された「郵便・荷物列車『東海道・山陽』セットB」と郵便・荷物列車の牽引には欠かすことの出来ない「EF61」についてご紹介いたします。
それでは早速、商品をご覧いただきましょう~~~!!
まずはEF61から!!
EF61は旅客用電気機関車EF58の後継機として1961年に製造が開始されました。
当時、客車の暖房は「蒸気暖房」と呼ばれる全車に蒸気管を通して熱源を供給するシステムが主流で、旅客用電気機関車にも蒸気発生装置(よく「SG」と呼ばれるボイラー)が設置されていました。
後に国鉄は幹線の客車列車を電車化する方針に変更したため、EF61は18両のみの製造となり、数少ない蒸気発生装置(SG)付きの電気機関車として老朽化したEF58に代わり1978年頃から郵便・荷物列車の牽引に抜擢されました。
全国各地で電化が進み、客車も「蒸気暖房」から「電気暖房」へ改造が進んだことから電気機関車牽引の客車、列車に必ずしも蒸気発生装置を搭載した機関車が必要なくなり、1984年には全車が運用を終了しました。
基本スタイルはEF60を基にしつつ、車内に蒸気発生装置を搭載したことから空気圧縮機(コンプレッサー)やエアータンクといった空気関係の装備が床下に設置されて、EF60よりスラリ伸びた外観が特徴です。
大型1灯ヘッドライトの機関車は晩年にシールドビーム2灯に改造されたものも多いですが、今回は美しい原型ヘッドライトのグループを製品化しています。
EF61と言えば、屋根上のSG関連機器がチャームポイント☆
手前の円筒形の突起はボイラーの圧力を調整する安全弁、ここからモクモクと蒸気が噴出している姿をご覧になった方も多いのでは?
パンタグラフの横にある避雷器もカバーのない姿をしっかりと再現しています。
目立つ箇所なのでこういった造形は嬉しいですね~。
KATOさんからは4月に登場時の茶色塗装も発売が控えています。
こちらも併せていかがですか? ただいまご予約受付中です♪
さて、続きまして「郵便・荷物列車『東海道・山陽』6両セットB」のご紹介です!!
2020年に発売されたAセットのバリエーションとして、東海道・山陽線で活躍した郵便・荷物列車が新しい仲間を連れて帰ってきました!!
今回の注目車種は「オユ11 1000番台」と「マニ61 350番台」、どちらも新規金型で登場です。
この調子で晩年の編成も再現できるようになるのかな・・・と今から想像が膨らみます。
オユ11 1000番台は従来から使用されていたオユ10の区分室(郵便を仕分けする棚が設けられた部屋)を拡大した形式で、1000番台は1972年から冷房化された際に改番されたグループです。
側面上部にズラリと並んだ区分室の明かり取り用窓が「郵便車」らしさを引き立てます。
マニ61 350番台は床下の台枠が特徴的な「魚腹台枠(車体中央部が垂れ下がっている形状)」のグループです。
元々、マニ61はマニ60の台車をTR11からTR23に変更して生まれた形式ですが、この中でも350番台は比較的多数派のグループということで、今後も様々な編成に応用が出来そうですね。
さらに、2020年の初回生産時に買い逃してしまった人にも朗報☆
「郵便・荷物列車『東海道・山陽』6両セットA」も同時に再生産となりました!!
さらに、貨車のような客車のような(形式上は貨車ですが)「ワサフ8000」も再生産となりました。
数々の列車で殿を務めた特徴的な外観の同車も、是非この機会にコレクションに加えてあげてくださいね。
今週ご紹介した商品はコチラ! ■KATO 3093-1 EF61 ¥7,128(税込) 商品の在庫につきましてはお気軽にお問い合わせください。 |
というわけで、今週はKATOの「郵便・荷物列車セットB」と「EF61」についてご紹介しました。
国鉄時代末期まで見られた個性的な郵便・荷物列車の編成を手軽に楽しめるということで、多くの反響を頂いているシリーズです。 ちょっとでも気になった方は、是非一度店頭で実物をご覧ください。
まとめて手に入れられるチャンスです、この機会をお見逃しなく!!
次回のSRニュースもお楽しみに!! それではまた~~!!