皆さんこんにちは! 
ホビー天国2-3階担当スタッフです!

今年の秋雨前線はまだまだ続いていますね。エアブラシに限らず、塗装後に自然乾燥を待っていると非常に時間がかかってしまいます。そんなときは「プラモドライオーブンFIT」などの乾燥機があると大変便利。しっかり乾燥出来てホコリもつかないので、不安定な気候のときには大活躍です!
近年では、模型制作において便利な用品や工具がたくさんあります。目的に合わせて使い分け、快適なホビーライフを一緒に過ごしましょう!

それではコンテスト作品の紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト7 エントリー作品紹介⑥」皆様是非ご覧下さい!




HT-023-1.jpg

参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:YAS-16
メーカー名:コトブキヤ
作品名:エメルダ(白金の戦女神)
ファレホ使用率:99%
コメント:Mr.スーパークリア以外は全てファレホの筆塗りです。胴体はスキンカラーの上にメタルメディウムとエクスプレスカラーを混ぜたものを重ね塗りして薄手の生地を表現しました。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加くださっている「YAS-16」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!
コトブキヤ アルカナディアシリーズより天使型ディアーズ エルメダが登場。戦いの女神アテナをイメージして作られており、光沢コーティング以外は全てファレホで塗装されています。M.S.Gヘヴィウェポンシリーズ アルナイルロッドを手にし、全身に白銀の武装を纏った姿は、戦いの女神に相応しい神々しい仕上がりとなっています。
HT-023-2.jpg
エメルダ本来の武装は肩当てや膝当て、ガントレットといった軽装のみとなり、それ以外は通常衣装となります。「YAS-16」様は通常衣装も含めて戦装束として捉えられ、ファレホTMM(トゥルーメタリックメタル)スターリングシルバー ベース色をメインに塗られています。また胴部の衣装にはメタルメディウムとエクスプレスカラー テンプラーホワイトを混色したメタリックホワイト色で塗られており、メタリックの色彩にメリハリをつけられています。そして装飾モールドをエクスプレスカラー オメガブルーとメタルメディウムの混色によって縁取りのように塗ることで、銀色の中にアクセントをつけられています。部分塗装に使われているゴールドとの相乗効果によって、神聖さがにじみ出ていますね。
HT-023-3.jpg
作品全体のメタリック塗装が、非常に滑らかな塗装面に仕上がっていることにお気付きでしょうか。なんとエアブラシ塗装ではなく、筆塗りでこの滑らかさを表現されているのです。筆塗りにおいて、筆ムラを抑える塗装法に熟知されている「YAS-16」様は、薄めたメタリック塗料を何層にも塗り重ねられたのだそうです。クールトーンのメタリック色にゴールドのアクセントが映え、その美しい仕上がりも相まって、エメルダを戦女神のように神々しく仕上げられた作品でした。




HT-025-1.jpg

参加部門F:フリー部門
作者名:KON
メーカー名:蒼のスキマ
作品名:フリーレン×ミミック
ファレホ使用率:40%
コメント:茶色系以外を全てファレホ使用しました。背景のアクリル板は、くるーむFACTORY様のジオラマベース制作会で頂けたものです。

スタッフコメント:大人気作品 葬送のフリーレンより、宝箱に化けたミミックに食べられているフリーレンが登場。イベントディーラー「蒼のスキマ」様のキットを使われており、リアルな台座や背景と組み合わせて、作中定番のお約束ギャグシーンをジオラマで表現された作品となっています。
HT-025-2.jpg
宝箱に化けたミミックと食べられているフリーレンの塗装には、茶色系にアクリルガッシュを使われており、それ以外は全てファレホで塗られています。キャラクターを映し出すマットな質感に金色のアクセントが加わり、メリハリのついた仕上がりとなっていますね。また、宝箱の表面には「KON」様が独自にアレンジされた木目モールドが彫り込まれています。木材の経年劣化のようなテクスチャー表現により、宝箱に化けたミミックがよりリアルな仕上がりとなっております。
HT-025-3.jpg
そして台座の石畳も見逃せません。石造りのダンジョンをモチーフとされており、ウレタンフォームを切削加工され、塗装は全てファレホで塗られています。石畳の隙間やひび割れた表現がファレホ塗装と相乗効果を生み、非常にリアルな仕上がりとなっています。
ファレホやアクリルガッシュの特徴を活かした塗装や、独自のモールドアレンジ、リアルな台座の作り込みによって、作中定番のコミカルなシーンを描かれた作品でした。




HT-026-1.jpg

参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:みみみ堂
メーカー名:wonder swith
作品名:フェルン(幼少期)
ファレホ使用率:15%
コメント:台座にファレホを使用しました。瞳には色鉛筆を使用しています。武器の木目の塗装がこだわりポイントです!

スタッフコメント:続きましても葬送のフリーレン関連作品のご紹介となります。フリーレンの弟子でもありパートナー、そして保護者的な存在でもあるフェルン(幼少期)が登場。イベントディーラー「Wondersmith」様のキットを使用されており、ファレホやラッカー、色鉛筆など塗装マテリアルを幅広く使われて仕上げられています。そして本作品はガールズフィギュア部門「銅賞」を受賞されました!おめでとうございます!
HT-026-2-2.jpg
まずは、フェルンの顔を見てみましょう。可愛らしい顔はアイペイントのほかに薄い陰影のグラデーションやパステルピンクのチークを施されていて、温かみを感じさせつつも、フェルンの静かで大人しい性格を表現されています。「みみみ堂」様は、アイペイントに色鉛筆を使われており、イラストを描くようにソフトタッチに仕上げられています。まだ幼いフェルンにぴったりな柔らかい雰囲気に仕上げられていますね。
HT-026-3.jpg
フェルンの持っている杖も見どころとなっています。杖に彫られた木目にはタミヤ エナメル塗料を使われており、木目の細いラインに流し込まれています。その上からラッカー塗料を使ったエアブラシ塗装で色調をととのえ、半光沢コーティングを施されています。この杖は、育ての親であるハイター氏から貰った思い出の品となっており、曇りのない金属や均一の艶表現から、フェルンが手入れをして大切に扱っていることが伺えますね。柔らかいグラデーション塗装や色鉛筆によるアイペイント、こだわりの塗装表現によって制作された作品でした。




HT-027-1.jpg

参加部門B:ロボ・メカ部門
作者名:馳走
メーカー名:アオシマ
作品名:イシュザーク「赤備え」
ファレホ使用率:100%
コメント:TMMを下地に、速度設定の近い大戦機モデルの技法でゲームカラーを筆塗り。実際にレースを走ったマシンの動態展示をイメージして、やや汚れが残っている感じを狙ってます。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加くださっている「馳走」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGAより、アオシマ 1/24 イシュザーク 00-X3/Ⅱ 新条直輝が登場。塗装には全てファレホを使われており、新条直輝のパーソナルカラーである赤×黄の色彩を、動態展示をイメージしたスピード感ある塗装で表現されています。
HT-027-2-2.jpg
イシュザークの塗装は全てファレホ筆塗り仕上げをされています。実際にレースを走っている動態展示のイメージをより強めるために、ボディには水アカやタイヤカス、ブレーキダストといった汚れを意識したウェザリングが施されています。そのウェザリング塗装は、速度設定の近い大戦機に倣い、同じように空気の流れを意識しながら塗装されたのだそうです。スピード感を感じさせる仕上がりは、流石ファレホを扱いなれておられる「馳走」様ですね。
HT-027-3-2.jpg
そしてイシュザーク00-X3の特徴であるローリングコックピットも注目ポイントとなります。キットのキャノピーはクリアパーツで成形されており、劇中でも視認性の高いシースルー構造のコックピットとして描かれています。ですが「馳走」様は塗装アレンジされて不透明に仕上げられています。
塗装には、偏光塗料であるファレホシフターズ ピンク/ゴールドを使われており、その上にインクブルーを薄めて重ね塗りされています。更に、クリアパーツ独特の「透け」防止のために裏側をブラックで塗られています。そうすることによって色彩を際立たせ、見る角度でピンク/ゴールド/ブルー/パープルと様々な色に見える光彩を生み出されています。(実際にお見せ出来ないのがとても残念です)
動態展示をイメージしたスピード感ある塗装や、アレンジを加えたコックピットの偏光塗装など、一味違う魅力的な仕上がりとなっている作品でした。




HT-028-1.jpg

参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:馳走
メーカー名:ゼロテ
作品名:斧牛
ファレホ使用率:100%
コメント:B&Wの下地にゲームカラーインクだけを重ねて筆塗り、鎧と斧の部分のみ、TMMのエイジドメタルベタ塗りです。

スタッフコメント:続きまして「馳走」様の2作品目をご紹介いたします。ゼロテ社よりミノタウロス(ハルバード装備)が登場。塗装には全てファレホを使われており、陰影表現による立体感や質感表現に注力された作品となっています。
HT-028-2.jpg
まずは、ミノタウロスの塗装を見てみましょう。下地にブラック&ホワイトテクニックを使われており、ハイライトと影の位置を初めに設定し、その上からファレホ インクカラーを塗り重ねられています。インクカラーは透過性が高く下地を透かしやすいため、白黒でできた下地の上に塗装すると、メインカラーと陰影を同時に表現できます。しっかりと色分けされた陰影から力強い立体感が生まれていますね。
HT-028-3-2.jpg
斧や金属装備の質感表現も注目ポイントとなります。金属部分にはファレホTMM(トゥルーメタリックメタル) エイジドメタル ベース色を使われており、質感や重厚感を表現されています。
ミノタウロスの装備は、騎士や戦士のようなメイルやアーマーではなく、ガントレットや胸当てなどの軽装備となっているため、体の要所に金属塗装が施されるデザインとなります。そのデザインによって、ミノタウロスの艶消しの体表にTMMの金属塗装が程よいアクセントとなり、作品全体にメリハリがついた仕上がりとなっています。B&Wによる下地を利用したエクスプレスカラー塗装や、TMMによる金属塗装で、質感や立体感を表現された作品でした。




HT-029-1.jpg

参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:馳走
メーカー名:X-PLUS
作品名:血色の良いヴァンパイア
ファレホ使用率:95%
コメント:ゲームカラーインクを吹き重ねて肌を塗装、髪とコスチュームはゲームカラーを吹いて、金の装飾はTMMの筆塗りです。クリアコートの光沢を使い分けて各部質感の違いを出しています。

スタッフコメント:続きまして「馳走」様の3作品目をご紹介いたします。いつも沢山のエントリーありがとうございます!エクスプラスより1/8スケール ヴァンピレラ ホセ・ゴンザレス エディションが登場。アメリカン・コミックス(アメコミ)において、ホラーコミック界の金字塔「ヴァンピレラ」の主人公ヴァンピレラを、ファレホを使ったエアブラシ塗装で仕上げられています。
HT-029-2.jpg
まずはヴァンピレラの肌色を見てみましょう。ヴァンピレラは宇宙出身のヴァンパイアで、設定では非常に色の白い肌色となっています。しかし、コミックスの表紙やイラストなどでは赤みを帯びた血色の良い肌色も多く見られるため、通常の肌色として仕上げられています。下地にはタミヤ ファインサーフェイサーL(ピンク)を使用し、その上にファレホのインクホワイトを重ね吹きされています。さらに白と肌色を混ぜ合わせた色を塗ることで、血色の良い肌色に仕上げられています。ライティングによって自然に落ちた陰影が、程よい立体感を表現していますね。
HT-029-3.jpg
ファレホで塗られた髪やコスチュームの質感表現も見どころとなっています。「馳走」様は、それぞれの艶の出し方を変えることによって絶妙な質感を表現されています。髪には適度な光沢をつけることで、しっとりとした艶のある黒髪を表現。そしてコスチュームは、艶を控えめに表現したボディスーツとエナメル調の光沢感を持つブーツで仕上げられています。魅惑的な肌色や、それぞれの質感の使い分けによって、ダークヒロイン ヴァンピレラを表現された作品でした。




HT-030-1.jpg

参加部門B:ロボ、メカ部門
作者名:部員2号
メーカー名:ボークス
作品名:Type82C 瑞鶴
ファレホ使用率:100%
コメント:マブラヴオルタネイティブより、VOLKSガレージキット瑞鶴制作しました。とにかく造形が素晴らしいので、シンプルに塗り重ねました。このキット当時雑誌企画を立体化した一品です。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加くださっており、前回のファレホペイントコンテスト6にてスタッフセレクト賞を受賞された「部員2号」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!マブラヴオルタネイティヴより、ボークス レジンキャストキット A3GK F-4J改 瑞鶴が登場。塗装には全てファレホを使われており、設定に沿った色彩を忠実に表現されています。
HT-030-2.jpg
まずは機体のカラーリングから見ていきましょう。82式戦術歩行戦闘機 F-4J改 瑞鶴のカラーバリエーションは紫、青、赤、黄、白、黒の6色存在しています。「部員2号」様はパッケージに沿った色彩で塗装されたとのことで、黒色の瑞鶴で仕上げられています。設定での色彩は黒色なのですが、完全に黒にならないようダークグレーやマホガニーブラウンなどを混色され、色彩にアレンジを加えられています。塗装された瑞鶴は、陰影は黒色に見え、光が当たるとやや赤みを帯びたブラックグレーのような色彩となり、指揮官機のような特別感を感じささせますね。
HT-030-3.jpg
瑞鶴の背面も見どころポイントとなります。「部員2号」様は、長刀や突撃砲などの武装にメタリック塗装を施されています。そしてそれは脚部に装備されているジャンプユニット(推進ユニット)も同様で、背面からはユニットのノズル部分が見やすくなっています。よく見るとノズルカバーには、金属塗装に加え、エンジンの焼き色がうっすらとメタリックブルーで施されていて、瑞鶴が実際に飛んでいたことを物語っています。細部までこだわりの塗装がしっかりと施されているところに、「部員2号」様の熱い思いを感じさせる作品でした。




HT-031-1.jpg

参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:K
メーカー名:コトブキヤ
作品名:ゴブリンバスター
ファレホ使用率:50%
コメント:アルシアの部隊がゴブリン拠点へ攻め込む、という設定で制作しました。グリンドールの塗装にゴブリングリーン。ジャケットの塗装にモデルカラー、コンティネンタルブルーを使用。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加くださっており、前回のファレホペイントコンテスト6にてロボ、メカ部門 銅賞を受賞された「K」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!コトブキヤ 島田フミカネ ART WORKSのプラキット アルシアを使われたジオラマ作品が登場。塗装にはファレホをはじめ、ラッカー塗料やスプレー缶などを使われて仕上げられています。アルシア一人ひとりのアクションや、圧巻のボリュームとなるジオラマ舞台、作り込まれた小道具など見どころの詰まった作品となっています。
HT-031-2.jpg
本作品は、アルシア部隊がゴブリン拠点へ攻め込む場面を描いたジオラマ作品となっています。5人編成の部隊で、それぞれ艶の使い分けや金属塗装によって質感の違いが表現されています。また髪型や髪色、武装などに違いが見られ、各キャラクターの個性を出した仕上がりも見どころとなっています。一方で、ジャケットやタクティカルアーマーなどの装着品は全員が統一された色彩となっており、個性と統一感を同時に感じさせるところも見逃せませんね。
HT-031-3.jpg
そして舞台の作り込みも注目ポイントとなります。ゴツゴツした岩肌は陰影をつけた複数色で立体感を表現され、たき火や松明の炎には蛍光塗料を用いて、大きい舞台の中でも目立つように塗られています。また壁にめり込んでいるゴブリンや、転んでいるゴブリンが手にした飲み物が台座から溢れだしているところも、巧みな演出とこだわりの作り込みとなっています。
塗装による個性と統一感、細部まで作り込まれたこだわりある演出で表現されたジオラマ作品でした。




HT-032-1.jpg

参加部門E:モンスター部門
作者名:raccoon
メーカー名:海外ミニチュアメーカー
作品名:ミノスの牛鬼
ファレホ使用率:98%
コメント:意識したのは色彩、目線、動きの方向性。神話にはありそうな情景が表現出来ているでしょうか。床以外、ファレホの筆塗りです。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回ご参加くださっており、前回のファレホペイントコンテスト6にてモンスター部門 銀賞を受賞された「reccoon」様が、今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!MMORPGなどのゲームをイメージされて作られていて、ダンジョン最下層のモンスターを討伐している場面を描かれています。塗装の殆どがファレホ筆塗りとなっており、舞台の雰囲気や質感表現に注力されたジオラマ作品となっています。
HT-032-2.jpg
まずは兵士たちを見ていきましょう。「raccoon」様は、兵士たちが似たような装備のため、色彩が単調にならないように気を付けながら塗装されたとのことです。肌の色や陰影、金属装備など質感に差をつけて塗られています。また倒れた石柱や散らばった石の破片、砂煙の表現などが戦闘の臨場感を引き立てていますね。
HT-032-3.jpg
ミノタウロスの塗装も注目ポイントとなっています。こだわりの肌塗装は、茶色をベースに肌色を重ね、その上にベース色とは違う茶色を塗られています。更に、筋肉のモールドには赤や青を織り交ぜることで程よい陰影を描かれており、力強い立体感を表現されています。
質感の使い分けやこだわりの塗装、背景の作り込みによって仕上げられた臨場感あふれるジオラマ作品でした。




今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの作品紹介を順次行なって参ります。是非次回をお楽しみに!

■次回ファレホペイントコンテスト8
10月31日(土)参加用紙配布予定
12月5日(土)開催予定