皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!

9月も後半になりましたが、日中はまだ30℃を超える真夏日が続いていますね。ですが週末からは気温が大幅に下がる予報がでているので、体調などを崩されないよう皆様も健康管理には十分気を付けてくださいね。

それでは引き続き、ファレホペイントコンテスト5の作品紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場していますよ!「ファレホペイントコンテスト5エントリー作品紹介⑧」皆様是非ご覧下さい!




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参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:ぷらに
メーカー名:ビッグチャイルド
作品名:アーサー王
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで塗装。赤と青の光を表現しました。

スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト4にてミニチュア部門「金賞」、モンスター部門「銀賞」を受賞された「ぷらに」様が今回もご参加くださいました!ありがとうございます!
ビッグチャイルドより、アーサー王(胸像)が登場。今回は鎧のノンメタリック塗装に加え、パッケージイラストには描かれていない赤と青の光の反射の表現に挑戦されています。

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ミニチュアペイントにおける醍醐味の一つ「ノンメタリック塗装」ですが、一目見ただけでもペインターとしての年季を感じさせる圧巻の出来栄えです。曲面を意識した正確な金属反射の描きこみに加え、メッキのような質感とは明らかに異なる"鈍い"輝きを表現されており、重厚な鎧がアーサー王の威厳を引き立てるかのようです。革のベルトや毛皮の質感表現も精巧に仕上げられ、素材ごとの特徴を的確に捉えた塗り分けは毎度のことながらハイレベルな完成度です。

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そして鎧の左右に見られる赤と青の反射ですが、これらはミニチュアの情報量を増やすために加えられたアレンジだそうで、なんとミニチュアペイントにおいては"初"の試みとのことです。しかし流石と言うべきか、電飾を施したかのような自然な光の反射を見事に表現され、赤と青の2つの光源の存在がしっかりと感じられますね。
パッケージイラストに忠実に仕上げるだけでもハードルの高い鎧の塗装はもちろんのこと、ミニチュアをより魅力的に演出するため反射光の表現にも挑戦されるという、まさに秀逸さと向上心をあわせもつ作品となっております。




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参加部門F:フリー部門
作者名:ぷらに
メーカー名:カロル・ルディック アート
作品名:Lost Soul
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで塗装。クラッキングプライマーで胸のひびを表現しています。

スタッフコメント:続きまして、「ぷらに」様の2作品目です。
カロル・ルディック アートより、Lost Soulが登場。前回のファレホペイントコンテスト4に引き続き、「海外ミニチュアメーカーセレクト賞」受賞の賞品を使用されてのご参加となります!ありがとうございます!そして本作品はフリー部門「銀賞」を受賞されました!おめでとうございます!

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冷たくダークな色調でまとめられた本作品ですが、キメ細かく美しいツヤを表現した肌塗装は上品さを引き立てます。そして色使いもお見事で、ほんのりと赤みを含ませて首の造形や浮き出た胸骨の立体感を際立たせ、シャドウの表現には青や紫といった寒色系を用いることでコントラストを生み出しています。
一方、女性の両肩に触れる大きな手は禍々しさに加えてごつごつとした質感が強調され、女性のしなやかな肌とは対比された仕上がりが魅力的です。指の関節や手の甲に浮き出る骨の造形に合わせて陰影を描きこまれ、今にも動き出しそうな躍動感すら感じさせる仕上がりですね。

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さて、本作品をご覧になった方の多くには女性が「青色の薄い生地の服」を着ているように見えているかと思われますが、実は元キットはそもそも女性は服を着ていないデザインなのです(カロル・ルディック・アートの公式サイトにてご覧になれます)。胸元に見られる色の境目部分に、ターナー クラッキングプライマーによるひび割れ表現を加えることで、そこから下へ続いていく青い塗装面が滑らかなドレス生地のように見えるといった巧妙な視覚効果を施されているのです。ちなみに「ぷらに」様によると、こちらの塗装は「衣服で身を包んでいる」や「何かに守られている」、あるいは「何かに飲み込まれている」など、見る人の解釈によって様々な受け止め方ができるように仕上げられたとのことです。
色彩のコントロールはさることながら、鑑賞者の想像力を掻き立てる芸術作品のようなアレンジが込められた作品でした。




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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:ぷらに
メーカー名:Nerikson
作品名:Neo Nixxi(ネオニクシー)
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホで塗装。足元に光を表現しました。

スタッフコメント:続きまして、「ぷらに」様の3作品目となります。今回も複数部門へのエントリーありがとうございます!
Neriksonより、「Neo Nixxi Standalone(75mm)」が登場。サイバーパンクと"東洋"のテイストが融合したユニークなテーマのミニチュアに挑戦され、色彩豊かに仕上げつつも渋みのあるトーンで統一されるという、まさに世界観を反映した絶妙な色使いが特徴の作品です。

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涼やかなグラデーションで仕上げられた髪の毛は繊細な陰影が毛流れを感じさせ、ワンシーンを切り取ったかのような躍動感を漂わせます。ちなみにハイライトカラーを調色する際は、ベースカラーのブルーに対してホワイトではなくイエローを混ぜられたそうで、全体の彩度を落とすことなく仕上げられています。
筋肉の造形が鮮明に浮かび上がった肌塗装の完成度も目が離せません。上腕や腹筋の凹凸が際立つさまは、もはや75㎜サイズのミニチュアとは思えないほどの精密な仕上がりで、キャラクター性が一気に引き立ちますね。

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さて、本作品の中でも一際SFの世界観を感じさせるのがこちらの台座部分です。一体成形かつ塗装見本も無いパーツですが、散らかったジャンクパーツの配置や組み合わせを意識して色分けされています。よく見ると中央のメカに通るケーブルが赤、青、黒の3色で塗り分けられている点もこだわりを感じさせますね。そして本作品にも光の表現が取り入れられており、足元を照らすオレンジ色の光がまるで背景に広がる近未来都市を彷彿とさせます。
髪や肌のしなやかな質感に目を引かれる一方で、無機質なメカニックによるシャープな一面も楽しめるといった、2つの世界観が見事に融合した作品でした。




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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:タカオ
メーカー名:あおしんごう
作品名:蓬莱人形ちゃん
ファレホ使用率:90%
コメント:髪の毛グラデーションとスカートの箇所などにファレホを使用。瞳などがんばって塗りました。

スタッフコメント:東方Projectより、蓬莱人形が登場。イベントディーラー「あおしんごう」様のキットを使用されて、ガールズフィギュア部門でのエントリーとなります。シンプルな配色ながらも丁寧な塗り分けが目を引き、可憐な一面と重厚なメタリック塗装が絶妙なコントラストを成す作品となっております。

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淡いイエローの髪色と深みのあるレッドで塗装されたリボンやスカートは、ファレホの鮮やかな発色と落ち着きのあるフラットな塗装面が魅力的です。ちなみにレッドは明度の異なる2色を使い分けられているそうです。広い面積に対してムラが一切見られない点はもちろんのこと、裾の白いラインの塗り分けやアイペイントも正確に仕上げられており、可愛らしくも上品さを兼ね備えたキャラクター性が感じられますね。

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左手に持った大きなランスは、蓬莱人形の華奢な体躯に反した重厚な仕上がりです。モデルエアー ガンメタルを使用されており、鋭く尖った先端部分までメタリック粒子が均等に塗布されていますね。赤い模様も美しく塗り分けられ、シャープな造形がより一層際立ちます。
フラットな塗装面が生み出す柔らかな印象と、美しいメタリック塗装が施された武器の重厚感が掛け合わさり、的確に塗り分けられた質感の違いが大変味わい深い作品でした。




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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:YAS16
メーカー名:コトブキヤ
作品名:ソフィエラ
ファレホ使用率:98%
コメント:Mr.スーパークリア以外はほぼ全てファレホの筆塗りです。今回、初めての試みでインクカラーで薄手の布地を表現しました。何とかそれっぽい出来にするので精一杯でした。

スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト4にもご参加くださった「YAS16」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
『アルカナディア』シリーズより、悪魔型ティアーズ「ソフィエラ」が登場。コスチューム全域にエクスプレスカラーを使用されており、元のキャラクターデザインを活かしつつ"闇属性"を強調したカラーリングにアレンジされています。
そして本作品は「スタッフセレクト賞」を受賞されました!おめでとうございます!

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コメントされているように、本作品では「薄手の布地」の表現に挑戦され、衣装の胸元の塗装にてゲームカラー インクを活用されています。フレッシュカラーを塗布後、インク ホワイトを筆で塗り重ねていくことでうっすらと肌が透けた様子に仕上げられています。半透明のクリアパーツのごとく見事な透け感ですね。
胴から腰回りの衣装は成形色ではブラックとなっているのですが、ゲームカラー ヘックスドライケンで鮮やかに彩られています。さらにエクスプレスカラーを使用したコントラスト表現も加えられており、スカートの裾フリルや細かなシワの造形が浮かび上がった立体感のある仕上がりも魅力的です。

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背部の主翼と尾羽もエクスプレスカラーによる塗装効果が鮮明に表れていますね。主翼基部のゴールド成形のパーツにはフルイドピンクでレイヤリングとスミ入れを施され、妖しく光るオーラのような輝きが感じられます。
その下の4枚の黒い尾羽も、よく見ると成形色よりやや紫がかった色味で仕上げられています。こちらはゲームカラー チャコールの上からエクスプレスカラー トワイライトローズを重ね塗りしたものだそうで、2層構造による独特な色味が全身の配色にしっかりと馴染んでいますね。
透明度を活かした塗装により各パーツの色味に変化と奥行きが生まれ、ソフィエラの"闇属性"がさらに引き立つ仕上がりでした。




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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:オリーブグリーン
メーカー名:Whoopie pie
作品名:エマちゃん
ファレホ使用率:100%
コメント:鮮やかな色で美しさを強調し、作品の色調を活かしました。ファレホのスペシャルFXフロスト効果で仕上がりも良好だと思います。

スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト4にて、ガールズフィギュア部門「銀賞」を受賞された「オリーブグリーン」様が今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
ガールズフィギュア部門より、シマエナガのエマちゃんが登場。イベントディーラー「Whoopie pie」様のキットを使用されており、ご覧の通りシマエナガを擬人化したオリジナルキャラクターとなっております。柔らかな配色で幼気なキャラクターイメージを引き立て、さらに"冬"の季節感を漂わせるため台座にはスペシャルFX フロストを使用されています。

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服の塗装ではサーモンピンクをベースに調色されており、公式塗装見本よりもややピンクの色味を多めに調節されたそうです。明暗差が抑えられた淡いカラーリングでありながらも、ほのかに温かみを感じさせる絶妙なバランスで仕上げられていますね。帽子や裾のモコモコとした造形にはドライブラシで陰影をつけられたそうで、見ているだけでも柔らかな質感が伝わってきます。

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細かな装飾の塗り分けも可愛らしく仕上げられています。帽子の上には2匹のシマエナガが座っており、目やくちばし、さらには尾羽の裏側の模様までしっかりと塗り分けられていることが分かります。そして胸元のリボンの先端にはナナカマドの赤い実をモチーフとしたアクセサリーが付いており、色もツヤ感も果実らしい質感に塗装されていますね。
立体感を意識した調色やドライブラシを施しつつも、ふんわりとしたキャラクターイメージを崩すことなく丁寧に仕上げられた作品でした。




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参加部門E:モンスター部門
作者名:yatsugelion -1.0
メーカー名:バンダイ
作品名:改造ガイガン
ファレホ使用率:98%
コメント:「ゴジラFINALWARS」に登場する改造ガイガンをリペイント、自作のベースに合わせました。ほぼファレホで塗装。金属質を出すためファレホでウェザリングしています。

スタッフコメント:「yatsugelion-1.0」様が2作品目をお持ち込みくださいました!ありがとうございます!
「ゴジラ FINAL WARS」より、改造ガイガンが登場。バンダイ ムービーモンスターシリーズのソフビフィギュアに改造・リペイントを施すだけでなく、劇中のシーンを彷彿とさせる大迫力のジオラマベースも自作されています。
そして本作品は、モンスター部門「金賞」を受賞されました!フリー部門に続き2つ目の受賞、おめでとうございます!

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『サイボーグ怪獣』という別名の通り、ガイガン本体の塗装では金属感を意識されたそうです。シルバー部分はモデルエアーを重ねて重厚感を表現し、単調な色味にならないよう青や黄を混ぜながら情報量を加えられています。また、薄めたブラックを使用してウェザリングも施され、細かなモールドが引き立つとともに鈍い金属光沢がリアルな迫力を演出していますね。
本体色のダークブルーにもシルバーを少量混ぜられているそうで、怪獣の硬い"表皮"と機械の無機質な"装甲"が見事に調和した質感に仕上げられています。

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ガイガンの足元には崩壊した街が広がり、かろうじて原形をとどめる建物や瓦礫と化したもの、電柱が倒れて電線が弛む様子など、「yatsugelion-1.0」様の特撮作品に対するこだわりが各所に散りばめられています。
残骸の山を制作する際は、あらかじめ芯材として紙粘土を盛り付けてから各オブジェクトを配置していったそうで、ボリューミーかつバランスの取れた仕上がりとなっています。
建物はストラクチャーキットを使用されており、ファレホでトーンを揃えつつも外壁の色や汚し具合に変化を加えることで情報量を増やし、見る人を飽きさせない工夫を詰め込まれています。煤や砂汚れのドライブラシも施され、ジオラマ全体から激戦の迫力が漂ってきますね。
まるで実物大スケールを眺めているかのような精巧なジオラマ作品に仕上げられ、悪役怪獣らしい凶悪ぶりが存分に演出された作品でした。




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参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:Nakajy
メーカー名:ボークス
作品名:訃を運ぶ翼竜(もの)
ファレホ使用率:100%
コメント:下地以外は各種ファレホの筆塗りです。試行錯誤をしながらも、前回の参加証で頂いたブラックウォッシュのおかげで、イメージしていた禍々しさが表現出来ました。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回参加してくださっている「Nakajy」様が、今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
ボークス 塗るガレより、ドラゴネッツ ビスターンドラゴンが登場。商品パッケージとは違う色彩で塗られており、イギリス・ハンプシャー州ビスターン村伝承の悪竜を、ダークファンタジーの雰囲気で仕上げられています。

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「Nakajy」様はビスターンドラゴンのメインカラーには、ダークグリーン、ブラウン、ダークレッドの3色を薄く塗り重ね、仕上げにブラックウォッシュで全体をウォッシングされて表現されたのだそうです。
ダークファンタジーのような色合いと、燃えるような赤い眼が相まって「山に棲む邪悪なドラゴン」の雰囲気が強調されています。

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ビスターンの大きな翼も本作品の見どころとなっております。
ウォッシングによる翼膜の質感表現に加え、薄皮にうっすらと走る赤い血管のようなラインがアクセントとなって、ドラゴンの生物感と不気味さを醸し出しています。「ハンプシャーの竜」伝承を、ダークファンタジー要素を取り入れて表現した作品でした。




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参加部門F:フリー部門
作者名:Nakajy
メーカー名:ホビージャパン
作品名:稀にいたウルトラセブン
ファレホ使用率:100%
コメント:全てファレホ筆塗りです。セブンはほぼメカCです。ムラがありますがご容赦下さい。以前、出展した時の参考資料の中にあった昔の雑誌で見た事のあるスチル写真を実現化しました。

スタッフコメント:続きまして「Nakajy」様の2作目をご紹介します。
ホビージャパン 特撮ソフビシリーズのキットとボークス 塗るジオを台座に使用された作品が登場。ウルトラシリーズの資料を見返していたら、色の違うウルトラセブンを見つけたことから珍しいと思われ、制作されたとのことです。こちらの作品も全てファレホ筆塗りとなります。

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やはり目につくのはセブンのオレンジ色のですね。ウルトラセブンといえば赤いスーツが定番ですが、本作品では珍しいオレンジ色で塗装されています。ポップさを感じさせるオレンジのスーツは、光沢を抑えつつも発色が良く、デフォルメされたフォルムにしっかりとマッチしています。胸部や肩周りのシルバーとイエローのラインも細かく塗り分けられており、シンプルな色合いながら丁寧な仕上がりとなっています。

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台座には、ボークス 塗るジオシリーズ 肥沃な大地を使われています。
表面の凸凹モールドを潰さないようにファレホを薄く塗りつけて大地を表現しており、鉄道模型素材を利用して草木の立体感を演出されています。
デフォルメでありながらも、ウルトラセブンが怪獣と対峙している「特撮のワンシーン」を思わせる仕上がりとなっています。




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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:もりのみやこ
メーカー名:バースト竹内アルティメット
作品名:木之本桜 たまごver.
ファレホ使用率:10%
コメント:封印の杖のピンクにファレホを使用。さくらちゃんのかわいさが出た作品です。

スタッフコメント:ファレホペイントコンテストに毎回参加してくださっている「もりのみやこ」様が、今回もエントリーしてくださいました!ありがとうございます!
アニメ カードキャプターさくら 2期OPに登場するバトルコスチューム姿のさくらが登場。イベントディーラー「バースト竹内アルティメット」様のキットを使用され、ガールズフィギュア部門でのエントリーとなります。「黄色」を基調としたカラーリングがとても華やかで、さくらちゃんらしい元気で可愛らしい雰囲気がよく出た作品です。

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「もりのみやこ」様は独自のアレンジとして、背中の羽や髪色を衣装に合わせて黄色に変更され、全体の色彩を統一されたカラーリングでまとめられています。また衣装や小物にはアクセントとして、アニメでは表現できないパールやメタリック塗装を使われており、フィギュアならではの華やかな仕上がりとなっています。

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全体に見られる柔らかいグラデーションも本作品のみどころとなっています。特に黄色には暗色となる茶系で陰影をつけるのではなく、同系色のオレンジを使われているため、黄色の鮮やかさを保ちつつ柔らかい陰影が表現されています。まるでさくらちゃんの優しさを表現しているかのような仕上がりですね。統一された色彩と柔らかいグラデーションで、さくらちゃんの優しさや可愛らしさを存分に表現した作品でした。




さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの作品紹介を順次行なって参ります。是非次回をお楽しみに!

■次回ファレホペイントコンテスト6
11月中旬頃:詳細発表予定
2025年末~2026年始:作品受付予定