皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
もう3月ですが、寒くなったり暑くなったりと気温差が変則的な日が続いていますね。皆さん体調管理にはくれぐれも気を付けましょう。
ホビー天国2では、2/23㈰、3/2㈰、3/9㈰の3週に渡り初心者に向けたファレホ エアブラシ塗装実演を、作業スペース「俺の模型部屋」にて開催いたしました。実演を見に来てくださった方々、本当にありがとうございました!実演を通して皆様のホビーライフをサポートできたのであれば幸いでございます。
それでは今回行ったエアブラシ塗装実演のアフターレポートを、第1回目から3回目まで順番にお伝えしてまいります。
どうぞご覧ください!
第1回目はメカモデルのメタリック塗装、プラモデルといえばバンダイ ガンプラですね。今回は百式を使って初心者でもできる「簡単」且つ「ハイクオリティ」なメタリック塗装をご紹介しました。
メタリックといえば「下地が命!」「黒で表面の仕上がりが均一」などなど・・仕上がりはカッコいいけど一手間かかってしまう塗装法という印象がありますよね。
ですが!ファレホ「メタルカラー」を使えば簡単かつハイクオリティな塗装が可能なのです!
ということで早速ご紹介してまいります。
今回はファレホ「メタルカラー ゴールド」を使って塗装いたしました。
まずは下準備にて、塗装しやすいようにあらかじめパーツを分けておきます。「塗装の持ち手」などを使うと便利です。
メタルカラーは金属粒子が沈殿しているため、使用する際には必ずよく振って塗料を撹拌しておきましょう。ボトルの中には撹拌ボールが入っているのでしっかり撹拌できるようになっています。
メタルカラーは、エアブラシ用塗料なので塗料カップにそのまま注いでOKです。慣れるまではカップの1/3~多くても半分くらいまでにとどめておくのがおすすめです。
そして気になるコンプレッサーの圧力ですが、ファレホのエアブラシ用塗料はほど良く希釈されており、多くの方々が使用されている「0.1MPa」(一気圧)で作業できます。ですので今回は0.1MPaで吹き付けていきます。
準備ができたら塗装開始。
まずはしっかりと塗料が撹拌されているのかシュシュッと試し吹き。
試し吹きには、塗料の色や濃度がしっかりと表現できているかの確認や、洗浄後などでブラシ内に残った洗浄液の吹き出しなどの事故を防止するということも兼ねてるため「試し吹きをするクセ」をつけておくといいですよ。
本塗装をはじめたら一気に作業を進めましょう!
吹き付けのポイントは、エアブラシトリガーの引き具合を半分より少なめで引き、吹き付けすぎないことを意識しながら全体に万遍なく塗っていくのがコツです。いきなりトリガー全開で吹き付けると塗料を出し過ぎてしまい、吹き付けた塗料が垂れてしまうため注意しましょう。
出来上がりはこちら。
メタルカラーの隠ぺい力が高いため、下地がなくても綺麗な発色が表現でき、更に金属粒子が非常に細かいため塗装面が上品に仕上がります。
最後は塗装したパーツを組み立てたものと未塗装キットを並べた写真をどうぞ!
せっかくなのでフレーム以外のメインカラーを全てメタリックにしてみました。
使用したカラーはモデルエアーのアーティックブルーとシグナルレッド(メタリック)になります。
「エアブラシカップに塗料を入れて吹き付けるだけ」の簡単メタリック塗装、ぜひ皆さんもやってみてくださいね!
続きまして2回目の実演、基本にして奥が深い「ソリッド塗装&グラデーション塗装」の実演をご紹介いたします。
2回目は皆さんお馴染みのプラモデル ポケモンプラモコレクション(ポケプラ)を使った実演を行いました。
今回はファレホ ゲームエアーを使って塗装いたしました。
キャラクターのイメージカラーに合わせて5色を選別し、メインカラーとグラデーション部分に分けて塗装していきます。
塗装のやり方は、エアブラシ塗装の定番「ソリッド(単色)塗装」をしたあとに、影になりそうなところをグラデーション塗装で仕上げていきます。
ゲームエアーはエアブラシ用に希釈されていますが、使用する前には良く振ってボトル内の塗料をよく撹拌しておきましょう。
下準備として、ガンプラ同様に塗装しやすいようパーツを分けておくと作業がスムーズに進みます。
「塗装の持ち手」や「ネコの手ステーション」などがあると便利ですよ。
またコンプレッサーの圧力は、先のガンプラ同様に定番圧力「0.1MPa」(一気圧)で作業していきます。
ソリッド(単色)塗装でのポイントは塗料の濃度です。
通常、塗料はエアブラシで吹けるために自身で希釈して使う物が多いのですが、希釈し過ぎてしまうと中々色味が再現できなかったり、ムラ塗装になってしまう恐れがあります。
ファレホ ゲームエアーは既にエアブラシ用に希釈されているためそれ以上の希釈は不要、そのままエアブラシカップに注いで吹き付けできるのでとても安心です。
ソリッド塗装が一通り終わったら、頭部とボディを組付けしてグラデーション塗装へ移行します。
グラデーションはピカチュウの影になりそうなところへ、メインカラーより少し濃い色(今回はブロンズブラウン)を使って濃くなりすぎないように少しずつ吹きつけていきます。
柔らかく吹きつけるコツは、エアー圧はそのままにしてエアブラシトリガーを少しだけ引くと上手くいきます。
(※写真では分かりにくいのですが、肉眼で見ると丁度いい柔らかいグラデーションになっています。気になる方は、実物を展示しているのでぜひ店舗へ見に来てくださいね。)
出来上がりはこちら。
発色の良いゲームカラーがマッチしていて、イメージ通りのピカチュウに仕上がっています。柔らかく吹き付けたグラデーションが濃すぎない自然な影となって、程よい立体感となって可愛く仕上がっています。
最後は塗装したピカチュウと未塗装ピカチュウを並べた写真をどうぞ!
並べるとその違いがよく分かりますね。
「エアブラシカップに塗料を入れて吹き付けるだけ」で簡単にエアブラシ塗装が楽しめるファレホ エアーシリーズ!ぜひ皆さんもやってみてくださいね!
3回目の最終日は、今や時代の定番アイテム「美少女プラモデル」の「肌色塗装」を行いました。制作モデルは我らボークスが誇る美少女プラモ「ブロッカーズFIORE」を使用、今回もゲームエアー使って塗装しております。
肌色塗装は、こだわり方によってその仕上がりが変わってくるのですが、今回はオーソドックスな陰影をつけた塗装方法をお届けしてまいります。
使用するのは「基本となる肌色」と「陰になる濃い肌色」の2色のみで、コンプレッサーの圧力は、先の実演と同様の定番圧力「0.1MPa」(一気圧)で作業していきます。
塗装の順番ですが、ポケプラと同じように基本色となる肌色を全体に塗ったあとに、影になりそうなところへ濃い肌色をグラデーションで吹き付けていきます。
ポケプラとは違いパーツの大きさが小さくなるため、塗料の吐出量を絞る(細吹きする)のがポイントです。吐出量を絞ると写真のように塗装距離も近くなっていきます。
もし「細吹きが苦手」という方は、エアブラシのおしりに付いているネジ(今回は造形村プロモデルシリーズの場合)をひねって「トリガーの引き具合」を意図的に小さくすると作業しやすいです。
出来上がるとこんな感じの仕上がりになります。
各部によって異なりますが、フェイスの場合は顔の輪郭や目頭、頬骨付近のくぼみ、額の上などを濃くすると立体感が出やすくなります。
(※写真では分かりにくいのですが、肉眼で見ると丁度いい柔らかいグラデーションになっています。気になる方は、実物を展示しているのでぜひ店舗へ見に来てくださいね。)
最後はパーツを組み付けた状態をどうぞ!
(※アイリスのフェイスは未塗装ver.となります)
ファレホ特有のツヤ消し仕上がりによって、肌のツヤが消え統一感が出てるほか、柔らかいグラデーションによって立体感が出て写真映えするようになっています。
「2色を使って肌色塗装」これだけでも十分雰囲気が変わるので、ぜひ皆さんもやってみてくださいね!
以上が「ファレホ エアブラシ塗装実演」の内容となります。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
今回の実演でエアブラシ塗装に興味をもっていただいたり、皆さんの塗装ライフをサポートできたのであれば幸いです。
エアブラシ塗装は経験を積めば積むほど様々な仕上げ方ができるようになり、その面白さが実感できるため、ぜひ皆さんも色々挑戦してみてください!
また実演以外でも、ファレホやエアブラシについてのご質問があれば、いつでもお近くのスタッフにお声がけくださいね。
それでは皆様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております!