皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
梅雨が明けてからというもの連日日中は35℃、夜も熱帯夜が続いていて日本の「夏」の到来をひしひしと感じますね。お祭りや花火大会などのシーズンでもあるので、作業の息抜きに夏ならではのイベントを楽しんでみるのもいいと思いますよ!
そしてファレホコン人気投票期間もいよいよ今週末までとなります。まだ投票されていない方は、ぜひ清き一票をよろしくお願いします!
それではコンテストの作品紹介へと参りましょう!
今回も様々な力作が登場しています!「ファレホペイントコンテスト3 作品紹介③」ご覧ください!
スタッフコメント:前回のファレホペイントコンテスト2にて、ロボ、メカ部門「銅賞」を受賞されている「多幸」様が、今回もご参加くださいました。ありがとうございます!
今回も前回同様、IMSでのエントリーとなります。使用されたキットはボークス IMS 1/100 ヴァイ・オ・ラで、他に類を見ない独特な塗装方法で仕上げてくださいました。
「多幸」様はファレホ数色を爪楊枝ですくい上げて塗装面に乗せ、乾く前にエアブラシのエアーを当てて様々な方向へ伸ばし、写真のようなマーブル模様の塗装面に仕上げていったそうです。色の配置はランダムとのことですが、「多幸」様のカラーリングセンスで、プラモデルの域を超えた美術工芸品のような仕上りとなっております。
特徴的な装甲の模様が目を引く本作品ですが、そればかりではありません。剥き出しになった脚部フレームや装甲の裏側までも力を入れられて塗り分けておられます。さらにパイプ部分をビーズに変更しており、ますます煌びやかな印象が感じられますね。
「多幸」様の唯一無二の塗装方法で彩られたすばらしい作品でのご参加ありがとうございます。
スタッフコメント:前回ファレホペイントコンテスト2にも参加してくださった「M」様が今回もエントリーしてくださいました。ありがとうございます!今回はバンダイ 鬼滅模型より、竈門炭治郎[ヒノカミ神楽]にてエントリーです。前回エントリー作品の伊之助に続き、アニメーションの作画をイメージした躍動感のある仕上がりです。
ファレホを使用されたヒノカミ神楽のエフェクトですが、ゲームカラーのオレンジファイヤーとホットオレンジを数回に分けて重ね塗りされたそうで、アニメーションさながらの色鮮やかな出来栄えですね。色味の近い2色を上手くコントロールし、成形色だけでは表現しきれない迫力を見事に引き出しております。
また、ヒノカミ神楽の炎に照らされた顔のカラーリングにも注目です。炎の反射の影響で通常よりも赤みが増しており、無限列車編での炭治郎の激闘を想起させますね。また額の傷痕も成形色ではなくご自身で丁寧に塗装されています。アニメーションをよく観察して制作され、まるで劇中の一部を切り取ったかのような作品でした。
スタッフコメント:前回ファレホペイントコンテスト2にて、ガールズフィギュア部門で金賞、フリー部門で銅賞を受賞された「K」様が今回もご参加くださいました!ありがとうございます!
ゼロテ社よりガーゴイル像、動くガーゴイルがジオラマ作品として登場。「K」様が二種類のキットを使用した目的が一目見ただけで分かる、まるでゲームの中のような世界観の作品です。
ゲーム作品の中ではよくありそうな「プレイヤーの接近に反応して動き出す石像」をテーマにされています。石化が徐々に解けていき、やがて動き出して襲い掛かってくるまでの一連の流れを見事に一作品の中で表現されていますね。特に中央の石化がまだ完全に解けきっていないガーゴイル像の塗装ですが、彩色のみで有機物から無機物への質感の変化が表現されており、作品の中に時間の経過という概念を生み出しているとも言えます。
神殿をイメージしたジオラマにはタミヤの情景シートや百円ショップで購入したミニチュア像が使われており、長い時間人が立ち寄らず寂莫とした雰囲気が漂っていたことを感じさせます。しかしそんな中突如としてガーゴイルの石化が解けてしまい石柱が大きな音を立てて崩れ......と、見ているだけで自然とシーンが浮かんできます。また斜めにカットされた背景の壁が遠近感をもたらし、見ている内に本作品の世界観に吸い込まれてしまいそうでした。
スタッフコメント:続きまして「K」様の2作品目になります。コトブキヤより、フレームアームズ・ガール轟雷と金剛が可愛らしいナース姿で登場。「K」様は制作される模型ジャンルが多岐に渡り、先ほど紹介いたしました作品と同一の作者とはとても思えないほど、本作品では別の一面を見せてくれました。
ナース姿のお二人ですがコトブキヤ公式のリビルド作例を参考にミキシングをされたそうで、BUSTER DOLLシリーズとメガロマリアシリーズを組み合わせ、背中の天使の羽やリボンはアルカナディア ルミティアを使用されています。ナース服の塗装にファレホを使われており、彩度を抑えたパステル調がまさに白衣の天使らしいイメージを引き立てております。
小物類はコトブキヤのアフタースクールシリーズや百円ショップのミニチュアを中心に使用されており、柔らかな「癒しの空間」を追求されたことが窺えます。素材選びから色合いまで、見る人を心から癒す和やかな空間を感じさせる作品でした。
さて、今回のご紹介はここまで!
今後もコンテストの参加作品を順次ご紹介してまいります。次回を是非お楽しみに!
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