皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!
ファレホペイントコンテストの作品紹介も、いよいよ今回でラストとなります。いままでお付き合いいただいた皆様ありがとうございました!
本当に様々な作品にご参加頂けました!
また作品を見させていただいて改めて気付いた点などが多数あり、小生も勉強になりました。
それでは最後の作品紹介をさせていただきます!「ファレホペイントコンテスト作品紹介⑭最終回」ぜひご覧下さい!
■エントリーNo.091
スタッフコメント:バンダイ Figure-rise Standard 仮面ライダーが登場。カラートーンを落とした塗装が、リアルに作られたコートを更に引き立てております。
独特な雰囲気を放つリアルなコートは「キムワイプ」を使って作成されており、ファレホで塗装されています。素材となっているキムワイプの自然なシワに加え、ファレホのつや消し仕上げが、一層リアルな質感を生み出しています!
キムワイプはパルプでできているため、モデルカステンのカミカタメール(水性液体樹脂)で形を整えられることに注目されたのは流石です!素材のチョイスや発想が素晴らしいですね!
元々完成度の高いプラモデルですが、「boxos」様はキットに付属されていないコートの作成やディテールの変更、全体の塗装より更に劇中イメージに近い完成度に仕上げられております。
特にメタリックに仕上げられたマスクはリアルで、飛び出ている後ろ髪と合わせて見るとハイクオリティな仕上がりとなっております!
■エントリーNo.092
スタッフコメント:鳥様は、弊社ワールドミニズ ゼロテ「フェルバット」でご参加くださいました。付属のプラベースも無駄にすることなく活用され、ビネット風に仕上げてくださいました。「ファレホコンならば、やっぱり100%ファレホ塗装で!」とオールファレホにこだわってくださったそうで、ありがとうございます!
鳥様のコメントに「照り返しの表現が難しかった」とありますが、まだ照り返し表現は練習中だそうです。ですが、どうしてどうして既に良い雰囲気が出ており、練習の成果が発揮されたすばらしい仕上りですよ。ダークレッドから、朱、オレンジ、イエロー系を上手く重ねて近から遠に徐々に自然に変化させておられます。
ベースの溶岩も"らしく"仕上がっていますね。溶岩が沸き上がって明るく黄-白となっている部分と、そこから押されて赤-赤褐色への変化も、テクスチャーの変化と相まって、まさに「溶岩」です!素晴らしいです!照り返し表現という難しい課題に挑戦され、見事にイメージ通りに仕上げられた素晴らしい作品をありがとうございます。
■エントリーNo.093
スタッフコメント:バンダイ HG 1/144 ジム(ガンダム サンダーボルトver.)が登場。ビーム兵器で頭部を吹き飛ばされているシーンが非常に印象的なジオラマ風の作です。
「クドウ・ジョウジ」様は、これまでのV.K.M.ペイントコンテストにて数々の入賞を経験されております。今回はロボ、メカ部門にて見事「金賞」を受賞されました!おめでとうございます!
これは形にするのがとても難しいシーンを見事にファレホ塗装で再現されております!劇中でジムがビーム兵器で頭部を吹き飛ばされているワンシーンとなっており、溶けた装甲はエポキシパテで表現されているとのことです。
イエローやオレンジの使い方がとても素晴らしく、金属が溶解している様子が一目でわかりますね!特にシールドが溶解した周りに「規則的なオレンジ色の丸」が確認できます。これは「当たったビームが放散した跡」となっており、散ったビームで変形させるまでに至らなかった表現の一つになります。塗装におけるこだわりは流石ですね!
筆塗りでしか表現できない「イラストを描くようなタッチ」で全体を塗装されており、塗りこみの強弱を活かした陰影のつけ方が独特な雰囲気を生み出しております。
シーンのチョイスと合わせて非常にが個性溢れており、見るものを飽きさせない作品に仕上がっています。これを2週間ほどで作り上げてしまう技術と集中力は素晴らしいですね!
■エントリーNo.094
スタッフコメント:イベントディーラー「アヤドリ技研」様のガレージキット作品を使用、ウマ娘プリティーダービーより「アドマイヤベガ」が登場。青の衣装と、長い髪と同じ色の長い尻尾が徴的ですね。
筆塗り塗装の作品で、大まかな塗装にはラッカー塗料を使われており、衣装の装飾品をはじめ、細かい塗り分けにはファレホを使用されたとのこと。その他に水溶性油彩絵具も使われているそうです。
筆塗りとは思えないほど筆ムラがなく、塗装面が綺麗に仕上がっております。青を基調としたカラーリングとなっており、メタリックの光彩と通常つや消しを使い分けて上手くアクセントをつけているのがポイントですね。
「てる」様は今回フィギュアを初めて製作されたそうで、フィギュアの目もデカールではなく筆塗りで描きこまれているとの事です。台座のイラストのイメージ通りにしっかり描かれている背景では、大分苦労されたようで「アイペイントが大変で3回くらい消して描き直した」とのコメントをいただいております。ですが出来上がった作品は、初めて製作されたフィギュアとは思えないほどしっかりと作りこまれていますね。
■エントリーNo.095
スタッフコメント:ゲームキャラをモチーフに、弊社 塗るガレドラゴネッツ「ケツァルコァトル」を仕上げて下さったのはV.K.M.コンにもエントリーくださっていましたS様です。
フィルタリングの要領でかけられたという「白」の効果で全体に淡いパステル調の色合いで統一され、丁寧なグラデーション塗装と相まって、キレイを通り越して、まさに神々しいという表現がぴったりな作品ですね。
顔・頭部周辺など強調したい部分のみピンポイントでスミイレを行い、あくまで全体はベース色を暗色から立ち上げ陰影をつけ奥行きを出すことで、スミイレ/ウォッシングによるトーンダウンをなくしておられます。完成イメージから逆算して塗装手順を組み立てるのは、当たり前のように思えて、実は意外と最初から最後まで一貫した行うのは難しいものです。S様の塗装経験の豊富さ、レベルの高さがうかがえますね。ケツァルコァトルにふさわしい神々しい仕上げでのご参加ありがとうございました!
■エントリーNo.096
スタッフコメント:タミヤ 1/48 アメリカM4A1 シャーマン戦車が登場。秋らしい黄色と赤のカラーリングが特徴的で、AFVの自由さが伺える作品となっております。
ご覧の通り日本の四季「秋」の色ですね。戦車の色と合わせて、ベースに散りばめられた紅葉や、車体に塗装された紅葉の模様が一層季節感を漂わせる作風となっております。また戦車の仕上げにはMr.ウェザリングカラー グレーズレッドを使われてフィルタリングされているそうです。赤いスミ入れが秋の色合いを引き立てていますね。
戦車といえばグリーン、グレー、ベージュといった色を小生は思い浮かべますが「もどれい」様は「普通の森林迷彩がグリーン系なら、紅葉の迷彩を赤系でやってみよう」という発想から今回の作品を作られたそうです。常識にとらわれない柔軟な発想は素晴らしいですね!小生も是非見習おうと思います。
■エントリーNo.097
スタッフコメント:創作物総合マーケット BOOTHより「DADA-YA」様のオリジナルキット snails・slag2を使用した作品が登場。癒し系の雰囲気が漂う可愛らしい作品となっております。
また今回スタッフセレクト賞を受賞された作品です。おめでとうございます!
カタツムリとダンゴムシが旅の途中で休んでいる場面となっております。塗装は全てファレホで塗られており、エアブラシで全体を塗装されてから筆塗りで細部の描き込みをされているそうです。焚き火に照らされてカタツムリが赤くなっているところが、いいドライブラシ加減ですね。手前にいるダンゴムシも、うまく描き込まれており。
写真では分かり辛いのですが、フィギュアのサイズがとても小さく、大きい物でも全高約3.7cmとなっており、35mmミニチュアフィギュアとほぼ同じ大きさとなっております。
特にカタツムリの「殻」は描き込みが細かく「全体の製作時間の半分ほどを費やしている」とのコメントをいただいております。部分的なメタリックやウォッシング、ドライブラシなどの筆塗り要素が、見事にこの極小スケールに詰め込まれていますね!
■エントリーNo.098
スタッフコメント:アプリゲーム「荒野のコトブキ飛行隊」よりハセガワ 二式単座戦闘機 鍾馗 ロイグ機仕様が登場。
「明卦抄一」様はV.K.M.コンテストからのご常連様で、今回もご参加くださいました。いつもありがとうございます!
また前回のV.K.M.コンテスト10ではミリタリー部門で銅賞を受賞されており、今回も同じミリタリー部門にて銅賞の受賞となりました。おめでとうございます!
デカールでは再現できない機体の複雑な塗り分けを見事に塗装しています。つや消し仕上げでキャラクター戦闘機を忠実に再現していますね。
「荒野のコトブキ飛行隊」はアニメとアプリゲームがほぼ同時期にスタートしており、こちらのキットはアプリゲームに登場する機体となっております。ファンのマニア心をくすぐる機体チョイスもナイスですね。
デカールの下にあるメインの機体色が、見事に左右シンメトリーに塗られているのがお分かりいただけますでしょうか?プロペラ機は胴体を中央に挟んで両側に主翼があるため反対側が見えづらいのです。特に胴体近くにあるカーブのラインは難しいのですが「明卦抄一」はバランスよく再現されていますね。
■エントリーNo.099
スタッフコメント:「明卦抄一」様2作品目のご紹介です。そして懐かしメカがまたしても登場!AOSHIMA サンダーバードミニ ジェットモグラが今度はフリー部門にてエントリー。同じキットを使用した「ジェットモグラ」は今回2作品目となり、こちらはオリジナル仕様で仕上げた作品となります。
こちらの作品もドリル部分のメッキ加工はあえて落とし、通常塗装で表現されています。ファレホで塗装されており、機体と合わせて統一感のあるつや消し仕上げとなっております。
劇中では「ジェット・モグラ」ではなく「The Mole」(モグラ)と呼ばれており、日本語でも「モグラー」としか呼ばれていない機体なのです。それゆえか機体にはしっかりと「MOLE」の文字が確認できますね。
サンダーバード劇中ではプラモ狂四郎のように車体がガンタンクではなく、ちゃんとした「キャタピラ」となっています。ですのでガンメタルなどのメカ系フレーム色で仕上げると、機械としてのイメージが一層強まりますね。
■エントリーNo.100
スタッフコメント:引き続きまして「明卦抄一」様3作品目のご紹介です。
コトブキヤ nonスケールモデル アリス・ギア・アイギスより、小芦睦海が登場。美少女×メカニカルという近年のスタンダードスタイルで、美少女モデルの「王道」を感じる作品となっております。
「アリス・ギア・アイギス」はアプリゲームなどでご存知の方も多いのではないでしょうか。今トレンドな美少女プラモデルにメカ要素を取り入れたデザインで、メカ部分を外して人だけの状態でも楽しめるのが特徴です。また色プラなのでそのまま組み上げても完成度の高いキットとなっております。「明卦抄一」様は特に目立つ胴体部分の塗装を加しており、効果的な仕上げ方を行なっていますね。
「明卦抄一」様はキットを塗り込む技術の他にも、素材を活かした効果的且つスタイリッシュな仕上げ方もされており、製作するキットにより上手く使い分けておられます。
手に入れたキットが山積みになりがちなこの時代で効率よく製作していくには、効率が良い方法だと思いますね。小生もぜひ見習わせていただこうと思います!
■エントリーNo.101
スタッフコメント:ファレホペイントコンテスト ラストにご紹介するのは「明卦抄一」様4作品目となる作品です。いつも素敵な作品ありがとうございます!
バンダイ HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)が登場。アニメ最終回のワンシーンを再現した作品となっております。
ご存知の方も多いと思いますが「水星の魔女 最終回」で、エアリアル改修型がレーザー砲撃で大破したシーンを再現しております。なくなった手足や、全身に渡りウォッシングされた黒ズミが、どれほど強力なレーザーだったのかを物語っていますね。
また頭部や胸などのクリアパーツには「パーツの裏側」にガイアノーツのガンメタルを塗られて「電力が落ちている」表現をされているそうです。クリアパーツを活かした塗装法で、内部が暗くなっている様子を上手く再現されています。
破損表現はプラパーツに直接ダメージを与えず、関節パーツの形状を利用してパーツにアルミホイルを巻きつけて作られているとのことです。
アルミホイルはファレホで塗装されており、アルミのメタル感とファレホのつや消し感が合わさり、レーザーによって金属フレームが溶けている様子が上手く表現されていますね!
さて、今回のご紹介でファレホペイントコンテスト作品紹介は終了となります。
最後までお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました!
コンテストに少しでもご興味が沸いた方は、是非ご参加をお待ちしております!
そして、皆様お待ちかねの第二回目コンテスト「ファレホペイントコンテスト2」の詳細を発表させていただきます!
「ファレホペイントコンテスト2」の詳細はコチラ↓
皆様のご参加を心よりお待ちしております!