秋葉原ホビー天国2

『ファレホペイントコンテスト』引き続きエントリー作品紹介⑪

 秋葉原ホビー天国2 

皆さんこんにちは!
ホビー天国2-3階担当スタッフです!

だいぶ涼しくなってきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので皆さんも十分に気をつけて、ホビーを楽しんでくださいね!

それではいつもどおり、ファレホペイントコンテストの作品紹介に移らせて参ります!

「ファレホペイントコンテスト作品紹介⑪」今回も様々な力作が登場していますのでぜひご覧下さい!



■エントリーNo.061

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参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:蒼不動
メーカー名:キメラモデル
作品名:蒼天演舞
ファレホ使用率:100%
コメント:ファレホで全体を塗装しています。メタリック系の色を多用してみました。

スタッフコメント:ミニチュアペイント部門より、キメラモデル「舞刃姫アイコ」が登場!片足立ちで大刀を構えた凛々しい姿が印象的。オリジナルパッケージでは赤色をメインとしたカラーリングで塗装されていますが、本作品は青色をメインとしたカラーリングで塗装されております。
「蒼不動」様は今回4作品目のエントリーとなります。いつも素敵な作品ありがとうございます!

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メタリック系を多用されており、装飾品以外、青色の部分もメタリックで仕上げられています!メタリックブルーをはじめ、メタルメディウムを混ぜたブルー、ウルトラマリンの3色で塗装し、仕上げにはシフターズ マジックダストのゴールドペールブルーを使われたそうです。この青系へのこだわりが、煌きと深みのある青色を生み出しているのですね!

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布面積が多い背面ですが、布のはためきに色の強弱が付いているのがお分かりいただけるでしょうか?造形に合わせて複数色を使用していることで動きのある表現となっております。


■エントリーNo.062

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参加部門F:フリー部門
作者名:TOM RAY
メーカー名:ホビージャパン
作品名:10円玉製AT像

ファレホ使用率:70%
コメント:エアのカッパーとウォッシュの黒で10円玉を溶かして作ったような像を製作しました。

スタッフコメント:ホビージャパンムック本「HJメカニクス 装甲騎兵ボトムズ 40th ANNIVERSARY SPECIAL」の付録のプラキットを使用してフリー部門でエントリー。シンプルな色合いが一際目立つ作品となっております。また今回スタッフセレクト賞を受賞しております!おめでとうございます!

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全高約70mmのヴィネットで、モデルエアーのカッパーとウォッシュブラックで塗装されたシンプルなカラーリング。カッパーのメタリック感を残しつつウォッシュブラックでスミ入れと汚しをされております。立像らしいリアルな汚れを演出しているウェザリング加減が素晴らしく、まるで10円玉を溶かしたような質感を見事に表現しております!

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実はこの作品、塗装以外でも手間がかかっており、もとのキットの状態を「ランクダウン」しているとのこと。エッジを丸めたりモールドを埋めたりして、この「溶けたような」雰囲気を出しているのだそうです!
ほとんどの作品は「ブラッシュアップ」させることが多いのですが、その逆をやるとは!シンプル且つ大胆な発想が目を引く仕上がりとなっております!



■エントリーNo.063

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参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:シラカワ マヨ
メーカー名:Big Child Creatives
作品名:Eagle Eye's
ファレホ使用率:100%
コメント:吹雪は去った、狩りが始まる。全てファレホで塗り上げています。

スタッフコメント:ミニチュアペイント部門より、Big Child Creatives 泉の騎士ランスロットが登場。山の頂に立っているかのようなシチュエーションが目を惹く作品です。
「シラカワ マヨ」様は過去V.K.M.ペイントコンテストで最優秀賞を受賞されており、今回はミニチュアペイント部門にて銀賞を受賞いたしました!おめでとうございます!

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まるで映画のワンシーンのようにリアルな塗装!実写的な描き込みが石の台座とマッチして非常に迫力ある作品となっております!
濃くなり過ぎない陰影バランスが程よく、基調としている白色を引き立てています。雪山の物静かな雰囲気が漂ってきますね。

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オリジナルパッケージ寄りの配色で、顔や装備品、鷹の顔や羽一つ一つに至るまで非常に丁寧な描き込みがみられます。キャラクターの表情には威厳が溢れていて、ランスロットの品格を物語っている見事な作風となっております。製作期間2週間ほどでここ出来るとは流石です!



■エントリーNo.064

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参加部門F:フリー部門
作者名:シラカワ マヨ
メーカー名:春愁堂
作品名:始まりの刻
ファレホ使用率:100%
コメント:土器とキャラの融合。土器のザラザラ感と滑らかなキャラの塗り分けが楽しい作品でした。全てファレホです。

スタッフコメント:続きまして「シラカワ マヨ」様のフリー部門参加作品をご紹介させていただきます。今度はイベントディーラー春愁堂様のガレージキット作品を使用されたエントリーです。そしてフリー部門で銀賞を受賞した作品となります!

「シラカワ マヨ」様は今回、ミニチュアペイント部門 銀賞に加え、フリー部門でも銀賞を受賞されました!本当におめでとうございます!

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写真では分かりずらいですが、全高30㎝ほどあるビッグサイズな作品となっております!外周オブジェクトの色に合わせたこげ茶色のボカシ塗装がピンポイントでうまく当てられており、土器の雰囲気と質感が非常によく出ていますね。本物の土器と見間違うほどの素晴らしい出来栄えとなっております!

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土器の無機質な表現とキャラクターを融合させた不思議な雰囲気が漂う稀有な作品。顔やボディの赤いラインは実在する土偶から参考にされたデザインだそうです。土器キャラクターといえば埴輪や土偶といったものが想像されますが、こちらはキャラクターと土器を見事にマッチングさせた現代アートのような作風となっていますね!



■エントリーNo.065

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参加部門A:ミニチュアペイント部門
作者名:がたのぞ~あ
メーカー名:LimboDivision209
作品名:ウツノミヤ・モエト
ファレホ使用率:90%
コメント:ほぼ全てファレホで塗りました。肌のグラデは頑張りましたが、ノンメタリックは挫折した・・・

スタッフコメント:今回もご参加くださいました がたのぞ~あ様!SDガンダムやバイク・戦闘機といったメカもののイメージが強かったのですが、一転、今回はなんとミニチュアペイント部門で参戦してくださいました!なんと製作分野、興味対象の幅が広いことでしょう!

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作品は弊社ワールドミニズのリンボディビジョン ウツノミヤ・モエトです。塗装はほぼ全てファレホをお使いくださり、「ミニチュアの筆塗りには特に使いやすい!」とのこと、ありがとうございます。コメントに「肌のグラデは頑張りました」とあるようにミニチュアはほぼ初めてとは思えないようなハイライトからシャドウまで自然な諧調です。さすが製作分野の幅が広いがたのぞ~あ様、基礎がしっかりしているのでいきなりこんなにうまいくのですね。

因みに、ご存知ない方はいないと思いますが、このミニチュアは全高で約80㎜しかありません。肌のグラデ以外も各部位ごとにしっかりと陰影をつけて塗り分けておられます。この辺りも初めてとは思えないような仕上がりですね。

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「ノンメタリックは挫折した...」との事ですが、NMM(ノンメタリックメタル)塗装もミニチュア、フィギュア系以外では、ここまで広い面積・メインどころでは使っていかない塗装技術だけにメカ系のモデラーにとっては練習の必要な塗装方法でしょうが、肌のグラデがこんなにキレイに出来るならばすぐにマスターしてしまうことでしょうね。とても初めてとは思えないような素晴らしい仕上りのミニチュアでのご参加ありがとうございました。



■エントリーNo.066

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参加部門B:ロボ、メカ部門
作者名:K
メーカー名:バンダイ
作品名:ジャングルマーチ
ファレホ使用率:40%
コメント:ジムにジャーマングレーやサンドブラウン、木の塗料にディープグリーン等を使用。水飛沫表現に苦労しました。

スタッフコメント:「K」様は今回4作品目のエントリーとなっており、製作には1ヶ月以上を費やしたという大作がロボ、メカ部門にて登場です!いつも素敵な作品ありがとうございます!

プレミアムバンダイで販売されたHGUC 1/144 ジム・スパルタンを惜しみなく3機使用したジオラマ。森林の情景が一際目立っており、360度どの角度から見ても楽しめる作品です。今回ロボ、メカ部門にて銀賞に入賞された作品となっております!おめでとうございます!

そしてなんと「K」様はミニチュアペイント部門でも銅賞を受賞されており、今回で2部門の受賞となります!本当におめでとうございます!

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スプレーで大まかに塗装してから筆塗りで仕上げたとの事。主役となるジムの仕上がりも迷彩柄が格好良く塗られています。
また、全体に使われているウェザリングが凄まじい!各機体の汚しに加え、熱帯雨林のぬかるみをベースいっぱいに使用して世界観を再現されています。
そして水の表現が素晴らしい!熱帯雨林の濁った水と水飛沫が非常に動きのある仕上がりを見せていて、大質量のMSが水場を歩いているときの「水面のざわつき感」が良く出ています!

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木々にかかっているクモの巣は「タミヤセメント」で表現したのだそうです。接着剤で溶けたスチロール樹脂をうまく引き伸ばして巻きつけているとのこと。質感が良く出た見事な表現方法ですね!
また台座の木枠の迷彩塗装は予定の仕上がりではなく「剥がれてしまった塗装の上塗り」から出来上がった表現なのだとか!アドリブから出来上がった塗装とはいえ、全く違和感のない仕上がりのセンスは流石ですね!



■エントリーNo.067

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参加部門D:ガールズフィギュア部門
作者名:ぱぴおん
メーカー名:左手工房
作品名:ボブ子
ファレホ使用率:99%
コメント:理想と少しズレてしまったので、次リベンジしたいです。造形がすばらしかったです!全部ファレホです♪

スタッフコメント:左手工房のボブ子でのエントリーは、ぱぴおん様です。表記上ファレホ使用率:99%なのはサフ・プライマーがファレホではないからとの事で、カラーは全てファレホで仕上げられたそうです。ありがとうございます!

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シックなカラーリングにイラストを思わせるような陰影のつけ方、複雑な色合いを見せている髪のハイライト、そしてなんといってもバストアップフィギュアの最大の注目点である「顔、表情」の色使いに細かな塗り込み、どれをとっても非の打ち所がないようなに思いましたがコメントには「理想と少しズレてしまったので、次リベンジしたいです」との事...

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う~ん、この出来で満足されていないとは、なんとも意識もレベルも高い方がエントリーしてくださったもので、コンテストの開催側としては光栄な限りです。素晴らしい完成度のミニチュアでのご参加ありがとうございます。



■エントリーNo.068

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参加部門B:ロボ、メカ部門
作者名:なましぼりん
メーカー名:ボークス
作品名:No.Aa4033 オージェ・アルスキュル
ファレホ使用率:5%
コメント:ファレホの金をアクティブバインダーにドライブラシ、赤を紋章に使用。螺鈿塗装を引き立てました。

スタッフコメント:ファイブスター物語より、ボークス IMS 1/100 オージェ・アルスキュルを使用された作品です。煌びやかなメタリックやパール塗装に加え、独特な塗装法が非常に目を惹く作品となっております!
「なましぼりん」様は、これまでのV.K.M.ペイントコンテストにて最優秀賞をはじめ様々な賞を受賞をされております。今回はロボ、メカ部門にて銅賞を受賞!おめでとうございます!

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光沢とメタリックがバランスよく使い分けられており、煌びやかな纏まりが非常に目を惹く作品となっております。メインカラーに光が当たると、上塗りしたブルーサファイアがキラリと輝くのがポイントですね。
機体正面になりますが、スネの紫色は黒下地のパープルの上にプリズムブルーブラック(ガイアノーツ)を重ねて表現しているのだそうです!細かな部分のこだわりは流石ですね!

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「なましぼりん」様の代名詞ともいえる「螺鈿塗装」は今回も健在です!今回は螺鈿の上から金色のドライブラシを重ねるアレンジをされたそうです。まるで金粉を散らしたかのような表現が、螺鈿塗装をより一層引き立てているのが分かりますね!
通常塗装と螺鈿塗装が上手く使い分けられており、独創的な雰囲気が漂う作品に仕上がっております!



■エントリーNo.069

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参加部門F:フリー部門
作者名:メルティ村人
メーカー名:コトブキヤ
作品名:平和の象徴
ファレホ使用率:90%
コメント:砲身以外ファレホです。昔破壊兵器だったタモツは、しゃぼん玉をうつ機材に。銃は百均のしゃぼん玉ガンです。

スタッフコメント:コトブキヤ MARUTTOYS TAMOTU スケルトン.verを使用した作品が、フリー部門にて登場。アームに付いた巨大なガトリング砲が特徴的で一際目立ちますね。
「メルティ村人」様は今回6作品目となり、これで全部門制覇となります!沢山のエントリーありがとうございます!

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「夏っぽさをイメージしたカラーリング」とコメントをいただいているとおり、青や水色といった爽やかな色合いを中心に塗装されております。透けているボディにこのカラーリングが加わり、爽やかさがより一層引き立てられています。
更に、透明ボディの上に模様の様な塗り方をされているため、まるで「模様が浮いている」ように見える独特な仕上がりとなっているのも目が惹かれます。素材を活かした塗装方法が素晴らしいですね!

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ガトリング砲には黄色やピンクといった明るい色、も使用されており、しゃぼん玉のイメージに合うファンシーさが出ております。
元は兵器だったというタモツの外見や設定を覆すような遊び心から、製作者の「TAMOTU大好き」な気持ちが伝わってきますね!



■エントリーNo.070

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参加部門F:フリー部門
作者名:ブルック コバヤシ
メーカー名:バンダイ
作品名:バルバトスルプスDXの箱絵
ファレホ使用率:80%
コメント:モデル、ゲームカラー使用。バルバトスルプスの箱絵のジオラマです。

スタッフコメント:フリー部門にて、バンダイ BB戦士ガンダムバルバトスルプスDXを使用したジオラマ作品が登場!可愛らしい外見のSDガンダムを、迫力あるカッコイイジオラマへと仕上げております!

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見せ方が工夫されていて「背面が全く見えない仕様」となっております。これは元のイラストの背景がほぼ黒色で、通常のジオラマだと背景が筒抜けとなってしまい違和感が出てしまうため、敢えて背面を見せない仕様となっているのが分かります。パッケージを知ってる方が見て「なるほど!」と思われるような演出にこだわりを感じますね!

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プラモデル各種もファレホでしっかりと塗装されており、塗り分けやスミ入れなどパッケージに忠実なカラーリングとなっています。シールを貼り付ける箇所も、貼らずにしっかりと塗装されているのは流石ですね!
またベースに巻かれた砂や地面の砂煙が空間的な演出となっていて疾走感があふれております!


さて、今回のご紹介はここまで!
まだまだご紹介する作品が多数ございますので是非次回をお楽しみに!

■今後のスケジュール
ファレホペイントコンテスト2
開催時期:2023年年末~2024年初頭を予定
詳細発表:2023年11月頃予定